そ嚢内異物の手術

鳥も異物を飲み込んでしまうことがあります。誤飲する異物の多くは、布の線維です。ケージの覆いや絨毯、カーテン、衣類などの線維を少しずつ誤飲し、そ嚢内でフェルト状となります。小さいうちは無症状ですが、異物が大きくなってくると慢性的な吐き気が出てきます。異物が大きい場合には、食道を通して摘出するのは困難ですので、そ嚢を切開して取り除くことになります。

そ嚢内異物の概要はコチラ

 ここではオカメインコのそ嚢切開術を解説します。

(1) 皮膚切開

p5-7_img04.jpg そ嚢部分の羽毛は抜いておきます。皮膚は、そ嚢に沿って切開します。切開するとそ嚢が見えます。






(2) そ嚢切開

p5-7_img05.jpg 次にそ嚢を切開します。切開は出血しないよう炭酸ガスレーザーを使用します。






(3) 異物の摘出

p5-7_img06.jpg そ嚢を切開すると異物が見えますので、これを除去します。
画像:摘出された異物






(4) そ嚢縫合

p5-7_img07.jpgそ嚢は吸収糸を用いて内反二重縫合します。







(5) 皮膚縫合

p5-7_img08.jpg最後に皮膚を縫合し、終了します。術後はすぐに食事をしても大丈夫です。




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