飼い鳥の検査

 いったい飼い鳥には、どの様な検査ができるのでしょうか。検査もせずに「まず薬で様子を見ましょう」と言われたり、「どうせ治らないから」と検査をしてくれないと言ったことのある飼い主さんも多いかと思います。飼い鳥に対する検査レベルには病院毎にかなり差があります。病院毎に診療方針が異なるのは当然ですが、検査すれば診断できる病気も、この病気かもしれないからというだけで、検査なしで薬だけ出されるケースも多く見受けられます。その多くの理由は、「検査が負担になるから」ということが多いようです。もちろん検査には、若干のリスクが伴うことがあります。しかし鳥の病気というのは進行が早いため、一刻も早く診断し、適切な治療を始める必要があります。つまり検査をしないと言うのは、適切な治療が遅れてしまうリスクもあるのです。
 弱った鳥を検査するかどうかは、検査するリスクと治療が遅れるリスクのどちらが大きいかで決まります。例えば、レントゲン撮影や採血をするには保定しなければなりません。保定したら危険な場合は、当然検査は行いません。しかし保定できる体力が残っているようであれば、早めに検査をしたほうが、適切な治療ができると いうことになります。
 筆者が開業した当時(平成9年)は、まだ国内の鳥の検査レベルが低く、経験や病気の疑いだけで治療を行わざる得ない状況でした。しかし医療は日々進歩しています。飼い鳥の検査レベルは飛躍的に進歩しています。病気になったら、早めに専門病院で検査を受けることをお勧めします。
 この項では、飼い鳥の検査について解説しています。

(1) 糞便検査
(2) そ嚢液検査
(3) 血液検査
(4) レントゲン検査
(5) 超音波検査
(6) 遺伝子検査
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